ムラタナツキの塩対応

ムラタナツキの塩対応

    塩対応な美容師の日常と想い。

私が大学卒業後に美容師になった話と、進路や就活に悩んでる方へ伝えたいこと。

こんにちは、

先日、塩対応感が無いと言われ、早々にキャラ崩壊起こしそうなムラタナツキです。

 

今回は、なぜ私が大学卒業後に美容師になったのか

よく聞かれることなので書いてみようと思います。

進路に悩んでる方には、もしかしたら役に立つかもしれません。

 

 

正直、

大学行ったのムダじゃん。

 と言われることもあります。

 

ただ、実際に大学行ってから美容師になった私には、あの4年間はむだではなかったと思います。

 

大学行かなくても美容師にはなれます。

技術職なので、早くからその道に進む方が良いという考えもわかります。

 

なぜ美容師になりたいと思いながらも大学進学したのか?

 

 将来を決められなかったビビリな私

 

高校3年生の時、私には自分の将来を決めることが出来ませんでした。

はじめて美容師になりたいと思ったのは、小学生の時です。

ただ、ただ、メイクやファッションに興味があったし、綺麗なものが好きだったし、それを作ることができて、誰かを笑顔にできて幸せにできる仕事への憧れでした。

 

ただ、憧れる一方で美容師について調べたり、話を聞くほどにそれを職業にして生きていくというイメージがボヤけて行きました。(具体的には給与、待遇などへの不安)

 

 ビビリ大学生になる

 

中学生のとき勉強は得意な方で、

高校も進学校とされる高校にあまり苦労もせず入学できました。

高校3年間も中の上くらいの成績で、

周りが、当然のように大学進学を選ぶ中、私も大学進学してみようかな…。と。

 

大学進学して沢山の人に会って、もっといろんな勉強をしたら、他にやりたい事が出てくるかもしれない。

そんな安易な考えでした。

 

運良く、大学進学できた私は

 自分の興味のある分野を専攻して、尊敬する先生のゼミに希望通り入り、

(真面目にコツコツ単位を取っていたわけではなかったけど、笑)

自分の興味のある授業にはしっかり出てたし、成績も取ってた。

 

そうやって、知らない世界のことを少しでも学べたことは楽しかった。

自由な時間も遊ぶ時間も沢山あった。テニスしたり旅行したり合宿したり。。。楽しい大学生活でした。笑

 

バイトも、9時から 24時まで働いたり、授業と授業の間に働いたり。最大3つ掛け持ちで1ヶ月休んでないことも…。(美容師のアシスタントだと、この生活の人も多いかな?でも体にわるいよ。笑)

 

いま思えば、もっと他にやる事あっただろ。とも思いますが…。

  

そんな生活の中で、1番得られたものは、人との出会い。

大学内での出会いも様々なバックグラウンドを持ち、異なる価値観の人がいて、

知らなかった事を知る事ができた。

 

 

大学以外でも沢山の人に出会えたし、バイトでは、接客業の楽しさも、大変さも知ることができた。

大学生時代からの友人は今でも、私に新しい世界を教えてくれます。バイト先の人達にも未だにお世話になってたり、仲良くなったお客様で連絡とり合う人もいます。

今思うと、この時、接客業の良さを知らなかったら意外と美容師にはなってなかったかも。

 

さて、就職。何を大切にして仕事をしますか?

 

大学3年生になり

さぁ、就職活動。っていうタイミングで当然この先、どうやって生きていくか向き合いました。

もうこの時点で迷うことはありませんでした。

 

改めて美容師になりたい、と思いました。

 

様々な選択肢が目の前には広がっていました。その中で様々な条件を踏まえても、一番魅力的に写ったのが美容師だった。ただ、それだけ。

 

大学まで出たのに、美容師もったいない。(これ言われるたびに全国の美容師に謝れ。と思っている。)

休みも少なくて、薄給で、手荒れもするし大変でしょ?

 

確かに、大卒であれば他の選択肢でもっと労働環境整ってて新卒での給与も良くて、社会保険完備で…条件的に優良な選択肢はたくさんあったと思います。

 

皆さんはそれだけで仕事決めたんですか?

きっと、違うと思います。その仕事自体になにか魅力を感じたから、決めたんだと思います。

(もちろん、お金や待遇は大切です。お金ないと生きていけないし、体壊したら元も子もないです。)

 

私が大学卒業後、美容師になった理由。

それは結局、さまざまな可能性を探った上で、

自分の技術で誰かが笑顔になってくれて、ありがとうって言ってもらえて、それをすぐ近くで自分の目でみて実感できる、そんな仕事がどれよりも魅力的に写ったというだけ。美容師って良い仕事だと思います。

(よくある美容師の労働環境には疑問持ちまくってますが。笑)

 

もちろん、他の職業がどうのこうのいうつもりは全くありません。

 

何に魅力を感じるかは人それぞれ違って当たり前。

それが何だったのかってだけ。石橋を叩き過ぎて壊しそうになるタイプだから、それを確信するのに時間が人よりも多く必要だっただけ。笑

 

今、進路や就職で悩んでいる方へ

 

自分が何をしたいのか、仕事に何を求めているのか、わからないなら、わかるまで時間をかけて探して良いと思います。

そのための自由な時間としては大学生は最適です。勉強もできるし、遊ぶ時間もあるし、留学も、休学もできるし。

 

実際、どんなに悩んで決めた道でも、働き始めてから分かることもあると思うし、その時点で方向転換してはダメな理由は無いです。

 そのときに、自分を否定しないためにも毎度真剣に悩めばいいと思います。

私はそれの第一歩でちょっと遠回りしてみただけだと、思ってます。

 きっと、この先もいろんなことで悩むし、また何か遠回りし始めるかも…笑

 

いま自分が何に興味があるのか、やってみたい事は何か素直に考えてみてほしいです。

 

ウルトラマン(今の時代はウルトラマンじゃないのかな?)になりたい。とか言ってた幼稚園生のときくらい純粋に。

 

すぐに決められないなら、全部可能な限り試してみればいい。

周りは反対する人もいるし、止める人もいるかもしれない。

けど、自分の人生は自分のものです。

人の意見を無視しろと言うことではなく、

さまざまなアドバイス、意見、莫大な情報の中から自分で選択して最終判断は自分でする。

それだけだと思います。

 

少しでも多くの人が、自分の気持ちに素直に生きて、好きなことを仕事にして、それでいて幸せになれると良いですね。

 

私は、いま幸せです。