母の日のプレゼントが決まらない…とお悩みのあなたへ。思い出のプレゼントはいかがでしょう。都内近郊、日帰りに最適な観光スポットをご紹介します。母と横浜、山手の洋館めぐりを。
皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
通常通り働いてます、ムラタナツキです。
さて、早いもので4月はあっという間に終わり、新緑の5月を迎えました。
5月といえばもうすぐ母の日。
今年は5月14日の日曜日だそうです。
皆さんは、もうプレゼントの準備は万全ですか?
かくいう私は、今年はというか毎年特に何もしていなかったのですがモノのプレゼントではなく、思い出をプレゼントすることにしました。
具体的には、横浜の山手にある洋館をめぐったり、
横浜港周辺の、異国情緒あふれる建築物を巡ってきました。
理由は、母が「建物とか見たい」って言い出したからです。
建物見たいって何やねん。
27年お世話になっておりますが、私は未だに母のことがよくわかりません。
そんなこんなで、山手の洋館を案内することが決定。
しかし私、大学時代を横浜で過ごしたにも関わらず、一度も山手エリアに足を踏み入れたことはございません。
さらに困ったことに、基本的にくっついていく担当(これまでの記事をご覧いただければわかるかと思います)なのでプランを考えて人を案内するという行為に慣れていません。
とっても困った私が助けを求めたのがこちら。
とっても便利なガイドブック。
もう、ある程度プランが出来上がっています。
これをもとに、行きたいところを幾つかピックアップし
いざ出発です。
スタートは日本大通り駅(10:50)
この駅の近くには、開港後に、異国文化を取り入れて建築された建造物が残されております。
横浜は、道を歩くだけで
なんだか、古いような新しいような独特な雰囲気を持つ街ですね。
歩きで観光する目安として()内に時刻を表記していきます。
まずは、駅をでてすぐ目の前に
横浜市開港記念館(10:55)
こちらは無料で中を見学できます。
何と言ってもステンドグラスが美しいです。
また、開港当時や修復にまつわる資料展示などもされております。
細かい装飾や、床のタイルも素敵。
続いて
本町通りを歩き大桟橋入り口の交差点を海の方角に曲がり、向かった先は
横浜海岸教会(11:15)
こちらはプロテスタントの教会で
素朴で質素な作りですが庭園もしっかり手入れされていて可愛らしい印象でした。
残念ながら中には入れませんでした。
おそらく日曜日なら礼拝をしていると思います。
教会の隣には横浜開港資料館(11:17)
目の前にきれいな噴水とお花が。
そのまま大桟橋通りを海の方向へ歩き
横浜といえば山下公園(11:29)
ここまで出てくるとかなり海の香りがしてきます。
なんだか横浜では
全国都市緑化よこはまフェア
http://yokohama-fair2017.city.yokohama.lg.jp/
なるものを開催中でいたるところできれいなお花を見ることができました。
ここ山下公園には、イメージキャラクターの大きなオブジェが。
そして、公園をマリンタワー方面に歩くと、
海の上に氷川丸(11:40)
こちらは、大人300円で船内を見学できます。
せっかくなので見学してきました。
ずっと動画を撮っていたため写真がしょぼいです。
もっと、客室とか、食堂とかが当時の様子で展示されており素敵な船内でした。
船内を、順路道理に回って約30分ほどかかりました。
私と母は、大満足の内容でした。
山下公園から出て、元町方面に歩きます。
そしてここからが山手の洋館めぐりに突入です。
(このあたりまで来ると、道案内の標識が出てるので、港の見える丘公園を目指せばOK)
フランス山 (12:25)
登ります。
ここはかつてフランス領事館だったようで、
階段を登りきると、その跡地らしきもの、古井戸などがあります。
ちょっと怖い。
更に登ると港の見える丘公園に入り
その展望台から下っていくと
大佛次郎記念館(12:40)
奥に映る煉瓦色の建物です。
手前の庭園は、バラ園になっているようですが時期が少し早く、
まだあまり咲いていませんでした。
おそらく、母の日の本番の5月中旬には見事に咲き誇っているのではないでしょうか。
ここは1階部分が「ティールーム霧笛」になっております。
山登りで疲れた方はここで一息入れても良いでしょう。
続いて山手111番館(12:45)
こちらも庭園内がカフェになっております。
こちらからはビーフシチューか何かの美味しそうな香りも漂っていました。
カフェの入口の横から裏側に進むと、中が見学できる入り口につながります。
こちらは無料です。
暖炉と、中から見る庭園の紅葉が素敵でした。
※無料の洋館は募金箱が設置されているので、自分の気持ちとともにチャリンと入れておきましょう。
洋館の殆どは、募金箱が設置されていたので、カフェやギャラリーとしての利用のほか、皆さんの気持ちで成り立っているようです。
いたるところでチャリンチャリン音を立ててきました。
古い建物をきれいに保つのには、お金も手間もかかるでしょう。
山手111番館を先程通ってきたカフェ側ではなく正面の門から出て右に向かうと、
横浜市イギリス館(13:00)
ここも無料です。
こちらは昭和12年に英国総領事公邸として建てられ、わりと新しい方です。
サンルームが印象的
イギリス館を出て、そのまま道なりに進むと交差点があるので左に曲がります。
そのまま直進すると左手に
山手ロシュ(13:15)
ランチはこちらで頂きました。
どことなく懐かしい雰囲気を醸し出していました。
ランチセットは1500円位からで、サラダ、ご飯かパン、ドリンク付き
素朴で懐かしいような味。
とっても美味しくいただきました。
ロシュを出ると目の前が外国人墓地です。
今回は立ち寄りませんでしたが、こちらも見学できます。
ロシュをでて左方向にすすむと
山手資料館(14:05)
ここは210円で見学できます。
ガラス器などの展示があります。
ここは、個人的には外観のほうが興味深かったです。
建物自体は横浜に唯一残る明治時代の木造建築物だそうです。
またまた。道なりに進むと
山手234番館(14:20)
2階がギャラリーになっており今回は写真展をしておりました。
当時使われていた小物の展示なんかも。
蓄音機が素敵。
続いてお隣
有名な「えの木てい」(14:35)
一度はここでコーヒーとケーキをいただきたいと思っておりましたが
先程、食事をしたばかりでしたので断念。
やはり人気のようで沢山の人で賑わっていました。
ひたすら道なりに、
このあたりから坂を下る様になります。
エリスマン邸(14:40)
ここも1回は「しょうゆきゃふぇ」というカフェに。
なんだか混み合っていたので外観だけ。
さらにすぐ隣に
ベーリック・ホール(14:45)
貿易商人のお家
ここは見ごたえがあります。
ドアの装飾や、窓の形、階段も素敵。
ほぼすべてのお部屋にバスルームがついていたのですが一つづつ異なるデザイン。
全部のせちゃうとつまらないので1つだけ。
一番のお気に入りは
階段の手すりのぐるぐる。
地下も見学できます。
さらに坂を下ります。
途中教会があったり、
民家も、雰囲気が素敵なおうちがたくさんで、見ていて飽きないです。
10分ほど歩くと
喫茶エレーナ
疲れたらここで一息。
ちなみに私達はまだお腹いっぱいだったので素通りです。
喫茶エレーナを通り過ぎると右に下る細い坂があるので
そこを進むと
山手イタリア山庭園と外交官の家(15:15)
外交官の家なんだかしょぼいなと思っていたら
次に向かった
ブラフ18番館
こちら側から登っていくと
良い。
庭園も手入れされていてベンチで休憩もできました。
さて。長い道のりでしたがこれでほぼ網羅です。
あとは、外交官の家の入口横の階段を下り、
更に急な大丸谷坂をひたすら下り石川町の駅に向かって終了です。
石川町駅に向かう途中にも
味のあるアパートや、カフェ、美容室がありました。
駅の近くのカフェ(16:05)
こちらでやっと一息つき、
ここ、壁の棚がレンタルスペースになっているみたいで
小物の販売などがされていました。
あとは、茨城に帰る母を東京駅まで見送り
私の今年の母の日は終わりを迎えました。
まとめ
なんだか長くなりましたが、
いかがでしたでしょうか。
今回は、ものではなく
思い出、記憶、ともに過ごす時間をプレゼントできたらいいなと思い
母の行きたいという場所を一緒に回ってみました。
大人になると、時間が合わなくなったり
別々に暮らしていて、なかなかゆっくり話す時間もなくなってくるので、
何か、共通のものを見ながら同じ時間を共有すると
自然と会話も弾み、普段話さないようなことも話してしまったり、
自然と感謝の言葉を伝えられたりする気がしました。
今年の母の日、皆さんはどのように過ごしますか?
ぜひ、素敵な1日を。