高3の4月からでもまだ間に合う。大学受験は、要領よくやれば1年で国公立四年制大学に受かる!?
こんにちは、ネタ切れのムラタナツキです。
突然ですが、私は公立の大学を卒業しました。
本格的な受験勉強は高校3年生の4月にやっとはじめました。
実は3年生の4月のセンター模試で英語200満点中89点、国語200点満点中80点とかでした。
受験を控えている高校生にはこの数字の酷さがわかると思います。
100点満点に直すと50点以下ですからね。
国公立を目指す人間には壊滅的な点数です。
ちなみに他の教科も6割か良くて7割しか取れていなかったと思います。
しかし、私は最終的に英語はセンター試験本番で200点満点中198点をマークしました。
そして、志望していた公立の大学に合格しました。
これは、毎日○○時間以上勉強したとかそんな根性論的な話は一切ありません。
どのように勉強し、志望校合格に至ったのか、その方法を紹介してみようと思います。
あくまでも、9年ほど前の話で、私個人に当てはまった話ですので、ご参考までに。
当時、私はこちらを参考にしました。
志望校の決め方
みなさん、志望校はどのように決めていますか。
高校2年生くらいにはほぼ固めている人がほとんどだと思いますが、
いつ決めるかはあまり重要ではないと思います。
強いて言うなら、受験勉強に本腰を入れると決めた時点で決定すれば問題ないと思います。
決めるときに私が重視したのは、その大学の特徴を捉えることです。
例えば、私が受けた大学の学部の当時の入試は、
センター試験が、英語、数学1Aまたは数学2B、社会から任意1科目、理科から任意1科目の4教科4科目
二次試験が、英文を含む小論文
でした。
これは、国公立の中では特殊な方だと思います。
まず、センター試験で公立にもかかわらず、国語が不要です。
これは、かなり珍しいパターンです。通常は5教科7科目くらい必要だったりします。
そして、二次試験が小論文であること。
正直言って高校生の書く小論文は大差が出ないと言ってもいいと思います。
ごくごく一部の優秀な人間を除けば似たり寄ったりな点数になることが予想できます。
つまり、公立にしては教科が少ない上に、センター試験さえ高得点をマークできればほぼほぼ合格するだろうことが容易に予想できます。
更に細かいことを言うと、大学によっては点数配分に偏りがある場合があります。
私が受験した大学はセンター試験の英語の点数が1.2倍になる配点でした。
つまり、英語ができれば他の教科が多少悪くても、合計点を上げることができます。
こういう、その大学の試験の方式を分析して自分の現時点での成績で受かりやすそうな大学を選ぶというのも一つの手です。
これは、国公立であれば、どこの大学かあまりこだわらないという人に限りますが。
私は、ここの大学に進学したい学部があったのも幸運でした。
私が、この大学を志望した理由をまとめると、
1.必須の教科が少なく的を絞って勉強することができる
2.センター試験を攻略すれば合格率を格段にあげられる
3.苦手な上に、勉強したくない国語を受けなくて済む
4.配点に特徴があるため、何を勉強するのが得策か判断できた
5.駅チカで平地にあり、キャンパスが程よく狭い
具体的な方法
さて、志望校を決めたら次は具体的にどのように勉強していくか計画を立てました。
受験はタイムリミットがあるため、計画は必須です。
まず、大まかに何月に何をするか
次に、その月の中で週ごとの計画をたてる
そして、それを日割りにして、1日でやることを決めていく。
受験勉強には、継続的にやって結果が出る教科と、短期集中したほうが結果が出る教科があり、英語、数学、国語は確実に時間がかかります。
逆に、社会、理科は短期集中で結果を出せます。なぜなら受験の内容であれば暗記メインの教科だからです。
なので、私は11月までは社会と理科には手をつけませんでした。センター試験が1月なので2ヶ月でこの2教科は仕上げました。
更に、国語は不要だったので全く勉強しませんでした。授業は聞いてましたが。
そして、その分の時間と労力を数学と英語にのみ費やしました。
私は、とにかく英語の点数を上げることに集中しました。
1.2倍になるから。
しかし、前述の通り壊滅的な点数です。
大体これくらいの点数を取る場合、基礎があやふやです。
なので、be動詞からやり直しました。
ほんとに。当時の受験英語(今はわかりませんが)は、とにかく文法やイディオムをしっかり頭に叩き込むことが必要でした。なので文の構造からやり直すような長期計画をたてました。
ほんとに、This is a pen.レベルからやり直しました。
ただ、時間をかけるわけにはいかないので、
1周間で1冊参考書終わらせるとか、期間を決めてました。
実際に使った参考書で覚えているものを少し。
そして、文法の基礎を叩き込みつつ、試験に出やすいイディオムをひたすら覚えました。
この時、書いたり、声に出したりすると二次試験の筆記対策や、リスニング対策も同時にできるのでおすすめです。
これらを夏休みまでに終え、秋からは過去問と長文問題をひたすら解く。
いきなり過去問や長文に手を出すのは、あやふやな知識のままなんとなく正答してしまって実力が測れないという自体を招くので厳禁です。
数学に関しても基本姿勢は一緒です。基礎を固めて秋ごろから過去問や模試をひたすら解く。
ただ、数学と一言でいっても、苦手な分野と得意な分野が誰でもあると思います。
まずは、自分の得意不得意を見極め、
不得意な部分を基礎から集中的にやります。
なぜなら、9割取れている得意分野を完璧にするよりも、
5割しか取れていない不得意分野を7割取れるように勉強するほうが簡単かつ結果につながります。
90点が100点になっても全体では10点しか上がりませんが
50点が70点になれば全体では20点あがります。
100点取るのと70点取るのどちらが簡単かは誰でもわかりますよね。つまり、そういうことです。
この考え方はすべての教科、科目に当てはまるので、まずは得意不得意を把握し、伸びしろのある部分を伸ばし、合計点数を底上げすることが合格への近道になるでしょう。
時間の使い方
1日の学校外での勉強時間は3時間。
細かく言うと90分を2コマ、間で15分の休憩です。
人間の脳の集中力の限界は90分という話を信じているからです。笑
実際適度に休憩は挟んだほうが、効率が上がると思います。
基本的にダラダラやったものは身につきません。
ちなみに当時塾には週1、90分、個別授業に通ったのみです。
学校の授業中の過ごし方も重要です。
進学校であれば、3年生の授業は受験に向けたものになっていると思うので必要な教科は集中して聞き、覚えられるものはその時間内に覚えてしまうのが早いです。
とくに、社会や理科など直前まで手を付けない教科は、授業中に可能な限り覚えておくとラスト2ヶ月で頭に入りやすくなります。
必要ないと判断した教科の時間の使い方は自由です。
私は、ひたすら漫画を読むか、寝てました。
爆睡しすぎて、次の授業の移動の直前に友人に起こされたことがあります。
なぜなら、家に帰ってから勉強するため。
授業中に好きなことをしておけば、家に帰ってからひたすら勉強に集中できます。
漫画も持ち帰らず学校においておけば家で読みませんよね。
ちなみに、高3の1年間で、スラムダンク全巻、デスノート全巻、リアル当時発売されていたぶんすべて、その他もろもろ読破しました。授業中だけで。
先生によっては気を悪くされますので、あくまでもこっそりと。
まとめ
受験は要領よく勉強すれば1年でどうにかなります。
自分の成績と時期を考えて志望校を決める
必要な教科と不要な教科を見極め必要なものに集中する計画を組む
計画は月ごとに進捗を確かめて組み直す
時間のかかる教科から取り組む
暗記物はラスト2ヶ月
こんなところでしょうか。
正直言って当時、受験勉強はつまらないものでした。
英語も話せるようになるわけじゃないし…
そこに、莫大な時間と労力をさくのはもったいない気がしたので、
私は期間を決めて取り組みました。
受験勉強も必要ですが、
机に向かってばかりいないで、他に好きなことをして過ごすことも
その時しかできない大事なことだと思います。
ここで、紹介させてもらった方法は、
もちろんすべての人に当てはまる方法ではないので、あしからず。
受験に対する姿勢が、すこしは参考になれると良いなという思いです。
ちなみに、私が一番大事だと思うのは最低8時間寝ることです。
充分な睡眠は最高のパフォーマンスを発揮すると信じています。